【大きく美しい再均衡】2025年4月23日(水)の株価推移(5分足チャート)と市況

終値
・日経平均 34,868.63 前日比+648.03(+1.89%)
・TOPIX 2,584.32 前日比+52.20(+2.06%)
・グロース250 659.47 前日比+0.74(+0.11%)

市況
 東証プライム市場の売買代金は4兆2914億円。銘柄数は、値上がり1,349、値下がり242。
 業種別では、輸送用機器械(+3.63%)が値上率トップ、水産農林業(-0.09%)が値下率トップ。
 米中高関税は持続不可能であり、近く両国の緊張関係が緩和されるとの米財務長官発言。

個別銘柄

・4902 コニカミノルタ 438.6 前日比+39.7(+9.95%)
 薄くて曲がるペロブスカイト型太陽電池向け保護膜の生産を2026年度にも始めるとの報道。
 同社が生産するのはわずかな水分も通さない樹脂製のフィルムで、
 電池の劣化を防ぐことで、耐用年数を従来の2倍の約20年に延ばせる。

・4901 富士フイルム 2,909.5 前日比+233.5(+8.73%)
 米製薬大手 Regeneron Pharmaceuticals と、
 総額30億ドル超のバイオ医薬品製造契約を締結と発表。
 抗体医薬品の製造を10年間に亘り受託する。
 今年本格稼働を予定している米国新拠点で製造を行う。

・4231 タイガースポリマー 784 前日比+88(+12.64%)
 本日13:00頃、業績予想の修正及び配当予想の修正に関するお知らせを発表。
 25年3月期通期連結業績予想数値の発表前後の増減率は、
 売上高+7.2%、営業利益+28.6%、純利益+111.3%。
 予想期末配当を36円から53円へ19円増配。


所感
米政権は中国との緊張緩和を目指し、中国製品に対する関税を50~65%程度に引き下げることを検討しているそうです。

報道を見る限り、トランプ米大統領が散らかした状況を、ベッセント米財務長官が慌てて片付け始めたような印象を受けます。「トランプ大統領が示唆したパウエル議長解任は、パウエル議長の2026年5月の任期満了を指している可能性がある」という一文には、失礼ながら笑ってしまいました。その解釈は無理筋でしょう。

中国と大きなディールのチャンスが「有る」のではなく、「欲しい」ことは明白です。現状で中国が譲歩する理由は、少なくとも私には見当たりません。

米政権は派手に失敗した。今のところはこの評価が妥当ではないでしょうか。

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