【ハードランディング】2025年6月6日(金)の株価推移(5分足チャート)と市況

終値
・日経平均 37,741.61 前日比+187.12(+0.50%)
・TOPIX 2,769.33 前日比+12.86(+0.47%)
・グロース250 745.64 前日比-15.90(-2.09%)

市況
 東証プライム市場の売買代金は3兆6054億円。銘柄数は、値上がり862、値下がり709。
 業種別では、鉄鋼(+1.33%)が値上率トップ、水産・農林業(-0.16%)が値下率トップ。
 米大統領と中国国家主席の電話会談が行われ、さらなる貿易協議の実施で合意。

個別銘柄

・6752 パナHD 1,567.5 前日比-38.0(-2.37%)
 前日の米国市場ではテスラ株が一時-18%安、時価総額が前日比で約1,520億ドル減少。
 同社はかつて共同でEV用バッテリー工場を運営するなど、テスラとの関係が強固。

・285A キオクシア 2,165 前日比+49(+2.32%)
 前日に経営方針説明会を開催。
 NAND型フラッシュメモリー生産の前工程に関して、
 四日市工場では高性能製品への切り替えを進めて出力を増加させる。
 北上工場では大容量製品を中心に長期的に四日市工場と同等規模の生産能力へ。
 第2製造棟での生産を予定通り今年の秋に開始。

・9348 ispace 744 前日比-300(-28.74%)
 本日の取引開始前、ミッション2マイルストーンの「Success 9」に関するお知らせを発表。
 RESILIENCE ランダーが月面着陸に必要な速度まで十分に減速できず、
 最終的に月面へ激突した可能性が高いと報告。


米国株
・NYダウ (ダウ工業株30種平均) 42,762.87 前日比+443.13(+1.05%)
・NASDAQ (ナスダック総合指数) 19,529.95 前日比+231.50(+1.20%)
・S&P500 (スタンダードアンドプアーズ500種指数) 6,000.36 前日比+61.06(+1.03%)
・SOX指数 (フィラデルフィア半導体株指数) 5,038.05 前日比+27.13(+0.54%)

投資信託
・eMAXIS Slim 全世界株式 (オール・カントリー) 基準価額26,441 前日比+143(+0.54%)
・eMAXIS Slim 米国株式 (S&P500) 基準価額31,047 前日比+61(+0.2%)


所感
2040年頃に、月に1000人が暮らし、1万人が月と地球を往復する、Moon Valley 構想というものがあるそうです。

今のところ、月面着陸という言葉からは、巨額の費用が掛かる壮大な趣味の世界という認識を覚えますが、15年後には月の開拓が進み、人気投資テーマになっていたりするのでしょうか。「15年前にレジリエンスランダーが月面着陸に失敗して株価が急落した日に 9348 ispace を買っておけば、今頃資産が100倍になっていたのに・・・」などと、ジジイの自分が宣っている姿は、あまり想像したくありません。

一昔前なら、AIに対する社会の認識は、能力が低くて使い物にならない、というものであったと記憶します。今や、調べ物から音楽・動画生成まで可能になり、企業の利用も進んでいます。プロ棋士に勝利し、士業の仕事を奪ってしまうのではないかと言われるAIが、人間の知能を超える転換点「シンギュラリティ」は、2029年まで早まっているという説もあり、最早揺るぎない投資テーマになっています。

恐らくですが、人気になっているからと、今からAI関連株に投資を始めるのは、もう遅いのだと思います。世間に認知される前にAI投資を始めていた方々は大きな利幅を得ているのでしょうが、これから参戦しても、少々の利益が得られるか、大資金の狩りに遭い損失を被るか、どちらかになる気がします。

かといって、今後数十年で実現するかどうかも分からない月面開拓関連株を探して投資を試みるのも、分の良い賭けとは思えません。下手をすると今後数百年、無人機の月面着陸が上手く行くかどうかは運次第の世界かもしれません。

受け売りですが、最も将来に期待が持てる成長産業は、世界経済全体であると考えるべきなのかもしれません。要はインデックス投資です。少なくとも今は、私のような凡人が投資行為からリターンを得られる方法は、これしかないように感じています。

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