


終値
・日経平均 37,753.72 前日比-1.79(±0.00%)
・TOPIX 2,740.45 前日比+1.49(+0.05%)
・グロース250 713.84 前日比+5.20(+0.73%)
市況
東証プライム市場の売買代金は4兆4706億円。銘柄数は、値上がり860、値下がり704。
業種別では、繊維製品(+1.95%)が値上率トップ、サービス業(-1.13%)が値下率トップ。
内閣府が発表した2025年1-3月期の実質GDPは前期比-0.2%で、4四半期ぶりにマイナス。
個別銘柄
・6637 寺崎電気産業 2,666 前日比+500(+23.08%)
ストップ高。
前日の取引終了後、25年3月期の本決算を発表。
前年比の業績は、売上高+8.3%、営業利益+14.2%、純利益+10.9%。
26年3月期の前年比業績予想は、売上高+5.3%、営業利益+1.5%、純利益-6.5%。
26年3月期の予想年間配当金は、前期の40円から43円へ3円増配。
・3388 明治電機工業 1,801 前日比+295(+19.59%)
前日の取引終了後、25年3月期の本決算を発表。
前年比の業績は、売上高+5.5%、営業利益+13.1%、純利益+0.4%。
26年3月期の前年比業績予想は、売上高+4.9%、営業利益+13.2%、純利益+15.0%。
26年3月期の予想年間配当金は、前期の60円から88円へ28円増配。
・6254 野村マイクロ 2,303 前日比-335(-12.70%)
前日の取引終了後、25年3月期の本決算を発表。
前年比の業績は、売上高+32.0%、営業利益+44.4%、純利益+27.8%。
26年3月期の前年比業績予想は、売上高-37.7%、営業利益-59.7%、純利益-62.4%。
26年3月期の予想年間配当金は、前期の80円から70円へ10円減配。
所感
昨年の8月に買ってから9ヶ月になりますが、6254 野村マイクロ の25年3月期の本決算が発表され、26年3月期の業績予想が開示されました。結果は株探のニュースになる程の減収減益減配。完全敗北を喫しました。
25年3月期は売上の期ズレに苦しみ、第3四半期までの進捗率の低さから本決算が不安視されていることが、株価が低迷している原因であると判断し、保持を続けてきました。結局25年3月期の予想売上高960億円は達成され、杞憂に終わったと思ったのも束の間、26年3月期の見通しが失望されて売り込まれ、本日は株価下落ランキング堂々の第3位となりました。
25年3月期のEPS=270.76を基準にすると、昨日終値の2,638は、PER=9.74。日経平均の昨日PER=19.20(指数ベース)と比較すると、株価は半値水準の割安です。
ですが、26年3月期のEPS=101.34を基準にすると、本日終値の2,303は、PER=22.7。日経平均2割増しの割高です。
日経平均と同PERであることを適正株価とするなら、EPS=101.34 × 日経平均の本日PER=19.02 から、1,927が目標値となります。本日はストップ安の2,138まで売り込まれてもおかしくありませんでした。実際、PTSでの取引や、寄り付き前の気配値では、ストップ安まで到達しています。本日の終値2,303は、仏に最後の情けを掛けられた気分です。
仕事が減っている訳ではなさそうで、26年3月期の受注高は前期比+24.0%の1,172.29億円を見込むとのこと。これが27年3月期に全額売上計上されるのであれば、1年待てば予想PERは再度割安水準に戻るかもしれません。ですが、これは28年3月期に検収される分を含んだ額かもしれませんし、また進捗率が悩ましい期ズレの問題が再燃する可能性も十二分に有ります。
今更に過ぎますが、何を以て株価を割安と判断するか、物差しが間違っているのかもしれません。
そもそも、私のような弱小個人が適切なタイミングで投資判断を下せると考える事自体がおこがましいのでしょう。過去15年でS&P500を上回る成績を出せた投資信託は約7.7%しか無かったという話も有ります。資金力、情報収集能力、経験値、全てにおいて遥か上のプロが、集団で、日夜全力で取り組んでも達成できない事が、スマートフォン片手に終値を覗き見るだけの素人に出来るかもしれないなどと思う事は、根本的に筋が悪いはずです。
個別株投資、続けても報われる気がしません・・・。
このブログは間もなく開始から1年になります。結果を出せない中年の戯言と恥を晒し続けるだけのこの装置も、いつまで維持し続けるか?ですが。