【決算発表ラッシュ】2025年5月13日(火)の株価推移(5分足チャート)と市況

終値
・日経平均 38,183.26 前日比+539.00(+1.43%)
・TOPIX 2,772.14 前日比+30.06(+1.10%)
・グロース250 696.68 前日比+7.82(+1.14%)

市況
 東証プライム市場の売買代金は6兆169億円。銘柄数は、値上がり734、値下がり849。
 業種別では、海運業(+5.08%)が値上率トップ、水産・農林業(-2.78%)が値下率トップ。
 米中が相互関税引き下げで合意し、90日間の交渉期間入り。

個別銘柄

・5838 楽天銀行 6,600 前日比+1,000(+17.86%)
 ストップ高。
 前日の取引終了後、25年3月期の本決算を発表。
 前年比の業績は、経常収益(売上高)+33.7%、営業利益非開示、純利益+47.4%。
 26年3月期の前年比業績予想は、経常収益+33.7%、営業利益非開示、純利益+26.7%。

・5801 古河電気工業 5,601 前日比+681(+13.84%)
 本日14:00頃、25年3月期の本決算を発表。
 前年比の業績は、売上高+13.7%、営業利益+321.6%、純利益+412.7%。
 26年3月期の前年比業績予想は、売上高-0.1%、営業利益+12.5%、純利益+7.9%。
 26年3月期の予想年間配当金は、前期の120円を維持。

・7201 日産自動車 356.8 前日比+10.4(+3.00%)
 本日の取引終了後、25年3月期の本決算と併せ、人員削減等の合理化に関するお知らせを発表。
 24年度の実績比で、固定費と変動費を計5,000億円削減し、
 26年度までに自動車事業における営業利益とフリーキャッシュフローの黒字化を目指す。
 先行開発や26年度以降の商品の開発を一時的に停止。
 車両生産工場を27年度までに17拠点から10拠点に統合。
 24年度から27年度にかけて計20,000人の人員削減を行う。


所感
25年3月期の決算発表が佳境を迎えています。

同じ電線関連銘柄、同じ14:00発表でも、26年3月期の業績予想を前期比マイナスとした 5803 フジクラ は-5.17%の株価下落。前期比プラスとした 5801 古河電気工業 は+13.84%の上昇となり、明暗が分かれました。本日の取引終了時点での予想PERは、古河電気工業が11.0、フジクラが17.6ですので、株価が業績に対してやや収束したと言うことも出来るかと思います。

7201 日産自動車 の決算内容はかなり厳しそうです。25年3月期は売上高も営業利益も前期比マイナス、純利益は赤字転落となりました。26年3月期は予想売上高を前期比-0.1%としていますが、それでも12.5兆円を見込んでいることは少々強気に感じます。新規開発は中止、生産拠点も人員も削減し、まずは生き残れる状態にする。非常に合理的ではないでしょうか。

米マイクロソフトが従業員の3%弱に当たる約6,000人を削減するというニュースも出ています。合理化の波は止まりません。投資成績の前に、自分の居場所がいつまで有るかを心配するべきかもしれません。

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