【米中相互関税115%引き下げ】2025年5月12日(月)の株価推移(5分足チャート)と市況

終値
・日経平均 37,644.26 前日比+140.93(+0.38%)
・TOPIX 2,742.08 前日比+8.59(+0.31%)
・グロース250 688.86 前日比+4.60(+0.67%)

市況
 東証プライム市場の売買代金は4兆8542億円。銘柄数は、値上がり1,119、値下がり473。
 業種別では、倉庫・運輸関連業(+2.09%)が値上率トップ、医薬品(-6.48%)が値下率トップ。
 関税に関する初の米中閣僚級協議が行われ、米財務長官が進展有りと発表。

個別銘柄

・4519 中外製薬 7,304 前日比-915(-11.13%)
 米大統領が自身のSNSにおいて、薬品価格の引き下げに向けた大統領令に署名すると発言。
 国際基準価格を追求するため、30~80%下がる可能性があると言及。

・6753 シャープ 937.4 前日比+59.5(+6.78%)
 液晶パネルを生産する亀山工場において、2つの生産棟の内、
 第2工場を親会社である台湾の鴻海精密工業に売却することが判明したとの報道。

・3131 シンデン・ハイテックス 2,289 前日比+249(+12.21%)
 本日15:00頃、25年3月期の本決算を発表。
 前年比の業績は、売上高+3.5%、営業利益+18.2%、純利益+119.7%。
 26年3月期の前年比業績予想は、売上高+5.6%、営業利益+14.2%、純利益+24.5%。
 26年3月期の予想年間配当金は、前期の125円から130円へ5円増配。


所感
日経先物が+1,100。そこまで安心してしまって大丈夫でしょうか。

さながらオークションのように吊り上げられた関税率に関して、米国側は145%から30%に、中国側は125%から10%に、それぞれ115%ずつ引き下げるとのこと。90日間の制限付きです。

関税騒動が始まって以降、何かプラス要素が生まれた訳ではなく、無理矢理作られたマイナス要素が一時的に無くなっただけではありますが、NYダウが+2.81%、NASDAQが+4.35%、S&P500が+3.26%、SOX指数に至っては+7.04%と、お祭り騒ぎになっています。連動するように日経先物も一時+1,100を超え、38,700台まで上昇しました。

これが米大統領の言う「ディール」であれば御粗末に過ぎると思いましたが、米中協議は継続するようです。そもそも米国は中国に何を求めて冗談のような関税率を設定したのか、これから明らかになるのでしょうか。

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