【中国株急落】2024年11月22日(金)の株価推移(5分足チャート)と市況

終値
・日経平均 38,283.85 前日比+257.68(+0.68%)
・TOPIX 2,696.53 前日比+13.72(+0.51%)
・グロース250 634.81 前日比-0.83(-0.13%)

市況
 東証プライム市場の売買代金は3兆7897億円。銘柄数は、値上がり1,115、値下がり471。
 業種別では、石油・石炭製品(+2.79%)が値上率トップ、海運業(-0.77%)が値下率トップ。
 テクノロジー企業の決算が予想を下回ったことや、米国の対中政策懸念が相場を圧迫し、
 中国株式相場は急落。上海総合指数は-3%を上回る下落となった。

個別銘柄
・285A キオクシアホールディングス
 12/18(水)に東証プライムに新規上場予定。公開価格決定日は12/9(月)。
 21,562,500株の公募と50,380,100株の売り出し、
 上限10,791,300株のオーバーアロットメントによる売り出しを実施する。

・1802 大林組 2,120.0 前日比+86.5(+4.25%)
 SMBC日興証券が投資判断を2から1に格上げ。目標株価は2,100から2,400に引き上げ。
 26年3月期からの株主還元強化を見込む。

・3321 ミタチ産業 1,130 前日比-1(-0.09%)
 本日の取引終了後、25年5月期業績予想の修正を発表。
 中間業績予想数値の増減率は、売上高+33.3%、営業利益+50.0%、純利益+50.0%。
 通期業績予想数値の増減率は、売上高+12.5%、営業利益+5.6%、純利益+8.0%。
 修正の理由は、第2四半期以降に開始した自動車関連顧客の商流移管や、
 民生関連のEMS等の堅調な受注などによるとしている。


所感
中国経済は、「不動産や株式から消費に至るまで何も改善されていない」と評価する向きもあるようです。手厳しい限りです。

一方この国では、本日の臨時閣議で、事業規模が39兆円程度となる新たな経済対策を決定したというニュースが出ています。賃上げ環境の整備や、物価高への対応が謳われているのはともかくとして、「国民の安心・安全の確保」を経済対策の柱にしますと宣言する行為は、何か言っているようで何も言っていません。

期待したい部分があるとすれば、投資立国の実現のため、国内のAI・半導体産業の下支えへ10兆円以上の公的支援の枠組みが設定されていることではないでしょうか。異論のある方もいらっしゃるかもしれませんが、給付金の支給に拘るのを止めて、その財源も含めて国内産業の強化に力を入れて頂きたいものです。

闇バイトによる犯罪の対策を経済対策として同列に扱ってしまうのは政権の御茶目でしょうか?

error: コンテンツは保護されています。