終値
・日経平均 38,535.70 前日比-185.96(-0.48%)
・TOPIX 2,701.22 前日比-7.20(-0.27%)
・グロース250 625.23 前日比-3.61(-0.57%)
市況
東証プライム市場の売買代金は4兆6150億円。銘柄数は、値上がり530、値下がり1,074。
業種別では、非鉄金属(+1.19%)が値上率トップ、電気・ガス業(-5.97%)が値下率トップ。
10月の米消費者物価指数は市場予想と一致。
個別銘柄
・9503 関西電力 1,954.5 前日比-442.5(-18.46%)
前日の取引終了後、148,286,600株の公募による新株式発行、
45,700,000株の公募による自己株式の処分、29,097,900株の株式売出しを発表。
使途については、2,399億円を電源の高効率化と脱炭素化に向けた設備投資資金に、
1,650億円を国内外のエネルギー事業等の成長事業の拡大に向けた投融資資金等に、
残額についてはM&A待機資金に充当するとしている。
・4527 ロート製薬 2,736.0 前日比-607.0(-18.16%)
前日の取引終了後に、25年3月期の中間決算を発表。
前年同期比の業績は、売上高+8.8%、営業利益-15.1%、純利益-22.1%。
前年比の通期業績予想は、売上高+18.2%、営業利益+7.9%、純利益+4.1%に据え置き。
国内では、原価率の上昇に加え研究開発費など販売費及び一般管理費の
計画的な増加により-25.4%の減益と説明している。
・5753 日本伸銅 1,821 前日比+149(+8.91%)
前日の取引終了後に、25年3月期の中間決算を発表。
前年同期比の業績は、売上高+8.6%、営業利益+79.9%、純利益+96.0%。
前年比の通期業績予想は、売上高+11.4%、営業利益+25.0%、純利益+33.2%へ上方修正。
中間期の増収増益に関しては、銅相場が高値圏で推移したためとしている。
所感
藤本茂氏の著書「87歳、現役トレーダー シゲルさんの教え」には、苦しくても人の逆を行けという節があります。
持ち株が下落を続け、事前の業績下方修正発表通りの中間決算が発表された時、苦しくても通期の好業績予想に賭けてホールドし続ける事と、苦しくても潔く損切の判断を下して諦める事、どちらが人の逆を行くことになるのでしょうか?
決算発表も軒並み出揃いましたが、日経平均のEPSは少し下がってしまったようですし、最近は続落している印象があるにも関わらず、日経平均のPERは既に16程度に相当するようです。株高になることが多いとされる年末ですが、今年はそのような雰囲気ではありません。
いとも容易く損失が出るが、利益を出すのは困難を極める。株式投資という奴はよく出来ています。