2024年7月31日(水)の株価推移(5分足チャート)と市況

終値
・日経平均 39,101.82 前日比+575.87(+1.49%)
・TOPIX 2,794.26 前日比+39.81(+1.45%)
・グロース250 648.20 前日比+1.83(+0.28%)

市況
 東証プライム市場の売買代金は5兆5335億円。銘柄数は、値上がり1,450、値下がり179。
 業種別では、銀行業(+4.72%)が値上率トップ、空運業(-1.58%)が値下率トップ。
 日銀会合で発表された利上げと国債買入減額を契機に、14:30頃から大引けまでに大幅高。

個別銘柄
・8306 三菱UFJ 1,750.0 前日比+69.5(+4.14%)
 日銀政策決定会合にて、政策金利を0.25%に引き上げることと、
 国債買入額を四半期毎に4,000億円ずつ減額することが発表され、
 業績への好影響を見込んだ買いが入り株価上昇。
・9104 商船三井 4,812 前日比+239(+5.23%)
 本日12:00に25年3月期第1四半期決算を発表。
 前年比の年間業績予想は、売上高+11.5%、営業利益+51.3%、純利益+28.0%。
 1株当たり年間配当を220円から280円に増額。
・7735 スクリン 12,895 前日比+1,085(+9.19%)
 先般報道された、米国が検討中の対中半導体新規制の対象から、
 日本などが外される可能性についての報道が好感され、急反発して大幅高。


所感
前回までの日和見は何だったのでしょうか?本日の日銀会合で、国債買入減額の具体的な金額と時期、まだ先だろうという観測の多かった政策金利の引き上げまで、急に何もかも決まったような印象を受けました。

利上げにも関わらず日本株は上昇しました。経済が正常化に向かい始めたことが歓迎された、というストーリーであれば良いのですが、本日の市場の挙動には、別の要因があるような気がします。日銀会合発表時刻から株価が上昇していったのではなく、大引け間際に急騰したところを見る限り、月末最終日の終値を持ち上げたい理由でもあったのではないか?と勘繰ってしまうのですが、そんなことを考えていても1円の利益にも繋げられないのが痛いところです。

記事執筆時点では、日経先物は値を下げています。明日の寄り付きは結局下でしょうか?

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