【飯テロ御免】ネットキャッシュ比率1以上 銘柄選び実践 7614 オーエムツーネットワーク

ネットキャッシュ比率が高い銘柄の中から、次の投資候補を探します。

7614 オーエムツーネットワーク が目に留まりました。2024年8月12日(月)時点のネットキャッシュ比率は1.11です。

食肉小売業と外食事業を展開する、2292 エスフーズ 傘下の企業です。


いつもの如く IR BANK よりデータを拝借しました。

売上高に関しては、成長というよりも維持という印象を受けます。17年1月期を境に少し状況が変わったのでしょうか。気になって当時の決算資料を確認したところ、グループ内企業再編を実施し、子会社を連結除外とした旨の記載がありました。子会社の持っていた売上が抜けてしまった影響かと思われます。

23年1月期より、また少しづつ上り調子になってきているようにも感じます。25年1月期の第1四半期決算では、「不採算店閉鎖を実施するとともに、新規ディベロッパーとの取組みを含めた出店や改装店の立ち上げの他、新業態店舗モデルの開発及び推進を図って」いるとのことです。


EPSの推移で利益状況を確認します。

山あり谷ありです。今後EPSが伸びていくかどうかは、この推移のみから判断することは難しいように思います。

25年1月期の第1四半期の純利益は、前年同四半期比+19.1%と健闘していますが、通年での業績予想では前年比-29.6%としています。残り3Qで何かしらの出費を見込んでいるのでしょうか?それとも、上方修正するのはまだ早いという判断でしょうか。これも、決算書を読む力があれば分かるのかもしれませんが、私はまだまだ勉強不足のようです。


財務はかなり健全に見えます。

14年1月期以降、現金等は右肩上がりで増え続けています。

17年1月期以降、80%近い自己資本比率を維持し続けていますし、有利子負債も減少傾向で、18年1月期から20年1月期までの3期は0になっています。

営業CF、フリーCFともに、09年1月期から一度もマイナスの期はありません。

配当に関しては、10年1月期以降、2回増配があった他は、毎期変わらずが続いています。配当性向は低水準が続いていますので、増配の余地はありそうですが、あまり力を入れない方針なのかもしれません。8/12(月)時点での予想配当利回りは2.22%で、配当目的で保有する銘柄ではなさそうです。


月足チャートで株価の推移を確認します。

長らく低迷が続いていたものの、2023年末頃から上昇を開始した矢先、市況に水を差されて下落中、といったところでしょうか。

2020年3月に一旦大きく値を下げていますが、当時の決算資料にも、「外食業においては、影響を最も被る部門であるとの認識」とあるように、社会情勢と外食業のイメージから来る、一時的、気迷い的なものであったように思います。

今はどこもそうですが、直近では大きく値を下げ、8/12(月)時点でのPERは9.7になっています。このままでも益々キャッシュリッチにはなっていくのでしょうし、PBRは下がり続けるのかもしれませんが、EPSが上がらないことにはPERも下がりません。今後の売上拡大と利益率向上に期待です。


8/13(火)から8/15(木)の3日間は、久しぶりにザラ場に張り付いていられそうですが、また余計なことをして損失を拡大させる気がします。自戒の意味も込めて、高ネットキャッシュ比率の割安株を調査する記事を書き続けていますが、なかなか行動が伴いません。

最近は急落続きで市場の雰囲気が良くないように感じますが、大型株にせよ中小型株にせよ、割安なものは割安なはずです。冷静に数値を追っていけば活路が開けると信じ、今後も日本株に向き合い続けます。

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