


終値
・日経平均 31,714.03 前日比-1,298.55(-3.93%)
・TOPIX 2,349.33 前日比-82.69(-3.40%)
・グロース250 573.09 前日比-16.08(-2.73%)
市況
東証プライム市場の売買代金は5兆5295億円。銘柄数は、値上がり148、値下がり1,473。
業種別では、値上業種は無し、非鉄金属(-6.16%)が値下率トップ。
米相互関税が発動。
個別銘柄
・8035 東京エレクトロン 17,420 前日比-1,130(-6.09%)
半導体受託生産の世界最大手である台湾積体電路製造(TSMC)に対し、
米国内に工場を建設しなければ最大で100%課税するとの米大統領発言報道。
・4506 住友ファーマ 520 前日比-44(-7.80%)
医薬品輸入に対する大規模な関税を近く発表するとの米大統領発言報道。
・3402 東レ 868.6 前日比-74.0(-7.85%)
自動車の材料として使われる炭素繊維について、EUが原則禁止を検討しているとの報道。
禁止される理由は、廃棄する際に細かい繊維が人体に悪影響を及ぼす恐れがある事とされる。
所感
日経先物が+3,000。何かの冗談でしょうか。
フェイクニュースと断じた米相互関税の90日間停止を、ホワイトハウスが事実にしてきたようです。国や地域ごとに設定した上乗せ部分は停止し、一律10%の基本関税は維持するが、中国に対してだけは追加関税を125%に引き上げ即時発効するとのこと。まあこれも「またフェイクニュースだ」の一言で覆ってしまう可能性も十分有りますが。
結果、日経先物はおよそ+10%、NYダウは+7.87%、NASDAQは+12.16%、S&P500は+9.52%、SOX指数に至っては+18.73%という驚愕の切り返しを見せています。
想定以上、あまりにも経済へのダメージが深刻だったのでしょうか、急に日和った印象しか有りません。極め付きは「中国はディールをしたがっていると思う。」という発言です。強行手段を用いて相手を交渉の席に着かせようとしたが叶わず、痺れを切らして自身の願望が口に出てしまったような、何とも言えない香ばしさが漂っています。
何にせよ、日経平均が上昇を始めるのはどれだけ早くとも4/11(金)の寄り付き後だろうという私の昨日の予想は早速外れそうです。良い事に違いは有りません。験を担いで、このまま下がる下がる言い続けてやりましょうか。