【市場予想上振れでも結局下落】2025年2月27日(木)の株価推移(5分足チャート)と市況

終値
・日経平均 38,256.17 前日比+113.80(+0.30%)
・TOPIX 2,736.25 前日比+19.85(+0.73%)
・グロース250 668.56 前日比-0.18(-0.03%)

市況
 東証プライム市場の売買代金は4兆3399億円。銘柄数は、値上がり1,223、値下がり382。
 業種別では、非鉄金属(+2.73%)が値上率トップ、小売業(-2.08%)が値下率トップ。
 本日寄り付き前に発表された NVIDIA の25年1月期業績は、前年比で、
 売上高+114.2%、営業利益+147.0%、純利益+144.9%。
 前日終値131.28に対し、米国時間2/27(木)の安値は125.28。

個別銘柄
・6526 ソシオネクスト 2,300.0 前日比+259.0(+12.69%)
 本日、Google Quantum AI との戦略的パートナーシップを発表。
 両社は共同で次世代量子コンピューティングシステム用のコントローラ SoC を開発する。
 新たなパートナーシップでは、同社の知見や技術を活用し、
 高精度で高品質な半導体製品を提供することで、Google Quantum AI の
 量子コンピューティングシステムに貢献し、技術革新を推進するとしている。

・3382 セブン&アイ 2,118.0 前日比-280.5(-11.69%)
 同社の代表取締役副社長である伊藤順朗氏及び伊藤興業から、
 買収に関する資金調達の目途が立たなくなったとの連絡を受領したと発表。
 Alimentation Couche-Tard からの提案を含め、
 全ての戦略的選択肢を精査、検討していくとした。

・7201 日産自動車 445.8 前日比+15.7(+3.65%)
 業績悪化に加えて 7267 ホンダ との共同持ち株会社設立交渉が頓挫したことなどを受け、
 内田誠社長兼最高経営責任者を退任させることを視野に調整を始めたとの報道。


所感
次の予定日は3/4(火)になりました。

トランプ関税の発動日がリスケジュールされました。カナダとメキシコには25%、中国には追加で+10%の関税が課される見通しだそうです。カナダとメキシコに対する課税が2/3(月)から延期になったのは、両国が新たな国境警備対策を発表したかららしいのですが、違法薬物のフェンタニルは米国に流入し続けており、米大統領は対策の成果に失望しているとのこと。

これを受けて、のように思いますが、日経先物は本稿執筆時点で-600近く下落しています。

更に対象が広範になるとされる相互関税に関しては、4/2(水)が期日とされています。せめて、少しずつ小出しにして何度も株価を下げるのは止めて、すべての関税を一括で発動して頂けないものでしょうか。

error: コンテンツは保護されています。