終値
・日経平均 39,646.25 前日比+618.27(+1.58%)
・TOPIX 2,737.19 前日比+23.69(+0.87%)
・グロース250 630.56 前日比+2.64(+0.42%)
市況
東証プライム市場の売買代金は4兆7106億円。銘柄数は、値上がり1,048、値下がり514。
業種別では、非鉄金属(+6.92%)が値上率トップ、石油石炭製品(-2.36%)が値下率トップ。
AIインフラを米国に構築するための新会社「Stargate Project」の設立が発表された。
個別銘柄
・9984 ソフトバンクグループ 10,230 前日比+982(+10.62%)
同社とオープンAI、オラクルが主導する、AIインフラへの新たな大型投資を米大統領が発表。
投資額は今後4年で5,000億ドル。
次世代AIに電力を供給するための、物理的、仮想的インフラを構築する予定としている。
・5803 フジクラ 6,943 前日比+896(+14.82%)
AI開発に欠かせない、データセンター向けの需要増が期待される電線株にも買いが波及。
・3561 力の源ホールディングス 1,061 前日比+138(+14.95%)
本日正午頃、株主優待制度の拡充に関するお知らせを発表。
保有株式数及び保有期間に応じたご賞味券の贈呈枚数を変更し、
1枚につき対象商品1杯無料から、1枚につき1,000円割引に変更。
所感
Stargate Project には、Oracle と OpenAI の他にも、Microsoft、NVIDIA、Arm といった、錚々たる顔ぶれが初期主要テクノロジーパートナーとして挙げられています。
5,000億ドル、78兆円と言われてしまうと、数字が途方も無さ過ぎてピンと来ませんが、実際問題、日本企業にはどの程度の需要が発生するのでしょうか?関税の話も耳目を集めていますが、米国に拠点を持つ企業には恩恵があっても、他国で生産した資材を米国へ輸出する形態の企業は締め出されるようなことはないのでしょうか。
孫会長の発表動画も拝見しましたが、失礼ながら、トランプ大統領に対する友好姿勢が少々過剰な気がしました。今後はあれが米国で仕事をする要人の基本姿勢になるのでしょうか。
米政府効率化省(DOGE)を率いるイーロン・マスク氏の「ソフトバンクは100億ドル=1兆5600億円をはるかに下回る資金しか確保していない」とする発言と、オープンAIのサム・アルトマンCEOとの反目も報道され始めました。市場の興奮も1日限りで落ち着くかもしれません。
トランプ大統領の1期が始まったのは8年前になろうかと思いますが、当時もこのような劇場の様相を呈していたように思います。株価が暴落する材料が飛び出して来ないことを祈るばかりです。