【冬のボーナスは過去最高額だが】2025年1月17日(金)の株価推移(5分足チャート)と市況

終値
・日経平均 38,451.46 前日比-121.14(-0.31%)
・TOPIX 2,679.42 前日比-8.89(-0.33%)
・グロース250 625.85 前日比-4.01(-0.64%)

市況
 東証プライム市場の売買代金は3兆9481億円。銘柄数は、値上がり685、値下がり893。
 業種別では、証券業(+1.22%)が値上率トップ、その他製品(-2.49%)が値下率トップ。
 FRBウォラー理事が2025年前半に追加利下げを示唆する発言。
 ドル円は一時1ドル=154.99円まで円高進行。

個別銘柄
・7974 任天堂 9,181 前日比-409(-4.26%)
 Nintendo Switch の後継機種である「Nintendo Switch 2」を2025年に発売すると発表。
 4月より世界の各都市で体験会が実施される予定。

・6324 ハーモニック 4,200 前日比+270(+6.87%)
 前日の取引終了後、投資有価証券の売却予定に関するお知らせを発表。
 保有する 6268 ナブテスコ の株式全数3,265,000を売却し、売却益は約58億円となる。
 政策保有株式の縮減を図り、資産効率の改善、財務体質の強化を図るとしている。

・6867 リーダー電子 463 前日比+3(+0.65%)
 前日の取引終了後、25年3月期通期連結業績予想の修正を発表。
 増減率は、売上高-9.6%、営業利益赤転、純利益赤点。期末配当は15円に据え置き。
 特に欧州において当年度に受注・売上を予定していたプロジェクトが多数、
 延期もしくはキャンセルとなったことが主因となり売り上げが減少したとしている。


所感
厚生労働省の発表では、主要民間企業の2024年末のボーナス平均妥結額は、前年比4.93%増の89万1460円となり、集計を始めた1970年以来、過去最高額となったそうです。自動車業界単体では、前年比7.15%増の103万8777円だとか。

一方、1/9(木)に発表された2024年11月の毎月勤労統計調査速報によると、物価変動を考慮した1人当たりの実質賃金は前年同月比0.3%減で、8月から4ヶ月連続マイナスとのこと。推移を見ると、2024年の6月と7月を除き、過去2年半ではずっとマイナスが続いています。

日本経済において、やはり賃金はインフレに負け続けています。抵抗できたとしても、それは上位の「主要」民間企業のみ。この傾向は今後も無慈悲に続くと考えます。

時折こうして現実の数値に触れることは、投資に向き合う意志の締め直しになります。損失に心折れて市場から退場してしまえば、待っているのはジリ貧の永続労働のみです。含み損を眺めていると気迷いが生じることもありますが、私は市場に居座り続ける所存です。

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