【FOMCでドル高、日銀会合で円安】2024年12月19日(木)の株価推移(5分足チャート)と市況

終値
・日経平均 38,813.58 前日比-268.13(-0.69%)
・TOPIX 2,713.83 前日比-6.04(-0.22%)
・グロース250 630.85 前日比-5.00(-0.79%)

市況
 東証プライム市場の売買代金は4兆2249億円。銘柄数は、値上がり769、値下がり814。
 業種別では、海運業(+1.55%)が値上率トップ、電気・ガス業(-2.23%)が値下率トップ。
 前日の米国株はFRBの2025年利下げ予想後退を受けて大幅下落。
 更に日銀が追加利上げ見送りを発表し、1ドル=153.72円から156.76円まで、
 たった半日で値幅3円を超える大幅な円安進行。

個別銘柄
・9843 ニトリホールディングス 18,675 前日比-1,065(-5.40%)
 円安デメリット銘柄として売り圧力が強まる展開に。
 米FOMCでは想定通りに0.25%の利下げが決定したものの、
 来年の利下げ回数見通しが年2回に後退している。

・4755 楽天グループ 917.3 前日比-79.5(-7.98%)
 本日、アマゾンジャパンが新サービス「Amazonふるさと納税」を始めると発表。
 競争の激化による、ふるさと納税仲介の収益への悪影響が懸念されている。

・4689 LINEヤフー 430.6 前日比-7.4(-1.69%)
 本日、同社が越境電子商取引(EC)大手の 3328 BEENOS を買収すると報じられた。
 2025年2月にもTOBを始め、全株式を取得して完全子会社にすると伝られている。
 買収額は500億円程度になる見通し。


所感
FOMC後の米株下落には一巻の終わりのような絶望感がありましたが、日本株は場中に持ち直し、首の皮一枚で踏み止まりました。

FOMCでの決定も、日銀会合での発表も、内容は織り込まれていたはずなのですが、その後に催されるトップの会見が、見ている者を不安にさせるのでしょうか?ドル円が一時1ドル=157.81円まで円安に傾いています。

日銀は今月0.25%の利上げを計画していたようにも思いますが、米株の大幅下落や直前の日本株の反応を見た後では、8月の株価暴落が頭を過って延期せざるを得なかった、という筋書きを想像しました。

しかし、このまま円安が進めば、また為替介入に踏み切る必要も出てくるでしょうし、ならば利上げしておいた方が、長い目で見れば正解だったかもしれません。日銀が為替介入で稼ごうとしているのであれば、これで正解かもしれませんが。

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