【GPIF運用利回り目標】2024年12月2日(月)の株価推移(5分足チャート)と市況

終値
・日経平均 38,513.02 前日比+304.99(+0.80%)
・TOPIX 2,714.72 前日比+34.01(+1.27%)
・グロース250 641.72 前日比-2.25(-0.35%)

市況
 東証プライム市場の売買代金は3兆9896億円。銘柄数は、値上がり1,065、値下がり513。
 業種別では、保険業(+3.35%)が値上率トップ、小売業(-0.04%)が値下率トップ。
 厚生労働省が本日開催の社会保障審議会資金運用部会で、
 25年度から29年度のGPIF運用利回り目標を+0.2%の1.9%とする案を提示。
 新たなポートフォリオ構成に関心が集まっている。

個別銘柄
・9983 ファーストリテイリング 50,430 前日比-680(-1.33%)
 同社の柳井正会長兼社長がインタビューにおいて、
 新疆ウイグル自治区で生産された新疆綿は使っていないと発言したことを受け、
 中国国内でユニクロの不買運動を呼び掛ける声が上がっている。
 新疆綿を巡っては、少数民族ウイグルの人権が侵害されているとして、
 米国が輸入を禁止する措置を講じている。

・7388 FPパートナー 2,355 前日比-500(-17.51%)
 ストップ安。
 顧客の意向に応じて最適な保険商品を提案せず、
 広告費を多く支払った生命保険会社の商品を優先的に顧客に推奨して販売した疑いがあり、
 金融庁が立ち入り検査に入っていることが分かったと報道されている。

・4813 ACCESS 947 前日比-300(-24.06%)
 ストップ安。
 米国子会社における一部取引について、不適切な売上計上の疑義が生じたため、
 同社と利害関係の無い外部専門家を中心として構成される特別調査委員会を設置したと発表。
 12/16(月)に予定されていた25年1月期第3四半期決算発表は延期される。


所感
年内の日経平均は結局このまま38,000から39,000を右往左往して終わりそうな雰囲気です。

米国による中国の半導体産業への規制強化に強く反対し、自国の権利を守るために必要な行動を取るとする中国商務省のコメントも報道されていますが、本日のSOX指数は好調で、本稿執筆時点で+2%を超える上昇となっています。構成銘柄の中で NVIDIA と Intel は振るいませんが、TSMCは+4%を上回っています。対中規制が悪材料視されて半導体銘柄が下落、という解説は今年何度も見たように思いますが、理由なく下げたことに対する理由付けとして担がれただけで、実際はそれほど深刻に受け止められてはいないのかもしれません。

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