【東京都区部消費者物価指数】2024年11月29日(金)の株価推移(5分足チャート)と市況

終値
・日経平均 38,208.03 前日比-141.03(-0.37%)
・TOPIX 2,680.71 前日比-6.57(-0.24%)
・グロース250 643.97 前日比+9.59(+1.51%)

市況
 東証プライム市場の売買代金は3兆5973億円。銘柄数は、値上がり661、値下がり932。
 業種別では、銀行業(+1.40%)が値上率トップ、輸送用機器械(-1.63%)が値下率トップ。
 前日の米国市場は感謝祭の祝日のため休場。
 11月の東京都区部消費者物価指数は前年同月日+2.2%となり、
 12月の日銀金融政策決定会合での利上げ観測が浮上。

個別銘柄
・7342 ウェルスナビ 1,358 前日比+300(+28.36%)
 ストップ高買い気配。
 8306 三菱UFJ がTOBを実施し、全株式を取得して完全子会社化する方針との報道。
 また、本日の取引終了後に公開買付けに関する賛同の意見表明及び応募推奨を発表。
 TOB価格は1,950とされている。

・3612 ワールド 2,198 前日比+268(+13.89%)
 前日の取引終了後、8058 三菱商事 の子会社である、
 三菱商事ファッションの全株式を取得し完全子会社化すると発表。取得価格は93.25億円。
 以下4点のシナジー効果を見込む。
 1.企画・調達能力の相互補完による OEM 事業の拡充
 2.サービスメニューの相互補完によるプラットフォーム事業の拡充
 3.投資機会と価値改善手法の相互補完によるブランド投資事業の拡大
 4.全ての事業の基盤となる人材・顧客基盤の相互補完

・3103 ユニチカ 194 前日比-49(-20.16%)
 前日に、繊維事業からの撤退、取引銀行の債権放棄を含む金融支援、
 地域経済活性化支援機構への優先株発行に関する報道。
 同社の正式発表では、優先株発行による潜在的な議決権の希薄化率は約803%としている。
 希薄化率が300%を超える第三者割当増資は、東証が認める場合を除き
 上場廃止基準に該当するとされているが、同社はこの基準には抵触しないとの認識。


所感
日銀植田総裁が、一段の円安はリスクが大きいと指摘し、場合によっては政策変更で対応しないといけなくなるとの見解を示したとするニュースが出ています。恥ずかしながら私は今回初めてその存在を知ったのですが、東京都区部消費者物価指数という指標は、普段からよく意識されるものなのでしょうか?利上げを行う根拠として数値が欲しかったが為に、視線を集めようとしているように感じます。12月の利上げは本当に来るかもしれません。

ドル円が1ドル=150円を再び割り込み、円高が進行しています。一時ほど株価と為替の相関関係が無くなっているからでしょうか、日経先物は前日終値付近で着地したようです。

しかし、市場が何もかも織り込んでしまい、材料に飢えているからか、未確定情報に関する要人発言一つでここまで経済に影響が出るというのも、あまり健全な状態ではないような気がします。

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