【TSMCエフェクトならず】2024年10月17日(木)の株価推移(5分足チャート)と市況

終値
・日経平均 38,911.19 前日比-269.11(-0.69%)
・TOPIX 2,687.83 前日比-2.83(-0.11%)
・グロース250 627.70 前日比-4.97(-0.79%)

市況
 東証プライム市場の売買代金は3兆7538億円。銘柄数は、値上がり560、値下がり1,023。
 業種別では、電気・ガス業(+3.37%)が値上率トップ、精密機器(-1.58%)が値下率トップ。
 半導体受託製造の台湾TSMCが第3四半期(7-9月)の決算を発表。純利益は過去最高を記録。
 2025年の設備投資は今年を上回る見通し。

個別銘柄
・6146 ディスコ 35,580 前日比-530(-1.47%)
 本日の取引終了後、25年3月期の中間決算を発表。
 前年同期比の業績は、売上高+41.8%、営業利益+68.7%、純利益+63.4%。
 1株当たり中間配当を108円から124円へ増配。前年比の通期業績予想は非開示。
 PTSでの反応は+1,180(+3.3%)と好意的。

・9508 九州電力 1,742.5 前日比+129.0(+8.00%)
 大和証券が投資判断を3から2へ格上げ。目標株価も970から2,000へ引き上げ。

・3765 ガンホー 3,208.0 前日比+210.0(+7.00%)
 前日に提出された大量保有報告書にて、ストラテジックキャピタルの5.47%保有が判明。
 同ヘッジファンドは、積極的な株主提案を行うアクティビストとして知られる。


所感
ショックは受けても、エフェクトは起きない。何とも理不尽な話です。

本日の大引け前に発表となったTSMCの決算は、市場予想の妨害に耐え得る売上高や利益を示し、来期の見通しも明るいものであったそうですが、日本株への好影響は一瞬で、日経平均は終値が安値になるという、溜息の出るような展開になりました。決算が不調のASMLはしっかり悪材料視され、決算が好調のTSMCはほとんど好材料視されないというのは、単純に今の地合いが下を向いているというだけのことなのでしょうか。TSMCにも「技術的エラー」戦法を駆使してポジティブサプライズを演出して頂きたかった。

6146 ディスコ の決算は悪くなかったようですが、過去の決算直後の値動きは散々であったように記憶します。日経平均の日足は、絵に描いたような離れ小島を作ってしまいましたし、少なくとも今月一杯は気が重い展開が続くのではないでしょうか。

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